栃木市 の ペインクリニック,ボトックス療法,漢方療法

恵川いたみと漢方のクリニック

〒328-0032
栃木県栃木市神田町21番15号

0282-22-0006

メインメニューを開く
緩和ケア

緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さまとその家族に対して、疾患の早期から、痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して評価を行い、それが障害とならないように予防したり、対処したりすることによって、クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を改善するアプローチである。》

緩和ケアとは、ガンなどの病気による身体的な痛みや症状、精神的な苦痛を軽減するための医師や看護師、精神ケア専門家などが連携して患者さんをケアすることです。
患者さんが前向きに自分らしく生きられるようにサポートをします。
また、患者さんだけでなく、ご家族の心のケア、患者さんと死別したご家族のケアも行います。がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。これらの問題はがんの療養の経過中、程度の差はあっても多くの患者さんが経験します。

「がんの治療のことではないから」と相談できずにひとりで抱え込んでしまったり、「症状だけをなくしても、がんが治るわけではないから」「気の持ちようだから」と症状を和らげることに消極的な人もいます。

今までのがん医療の考え方では、「がんを治す」ということに関心が向けられ、医療機関でも患者さんの「つらさ」に対して十分な対応ができていませんでした。しかし、最近では、患者さんがどのように生活していくのかという「療養生活の質」も「がんを治す」ことと同じように大切と考えられるようになってきています。

患者さんを「がんの患者さん」と病気の側からとらえるのではなく、「その人らしさ」を大切にし、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル(霊的)な苦痛について、つらさを和らげる医療やケアを行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます(図1)。
図1 全人的苦痛(トータルペイン)をもたらす背景

一人でもしくは家族だけで悩まず気軽にご相談ください。何かお手伝いできることがあります。

緩和ケアは保険適用外になります。詳しくは医師・スタッフまでお問い合わせください。